イベント相次いで中止、高齢者施設も閉鎖 新型肺炎で自粛広がる


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 県内で初めて新型コロナウイルスの感染者が確認されたことを受け、各市町村はイベントの中止や高齢者施設の一時閉鎖を決めるなど影響が出ている。

 南城市は65歳以上を対象にした「介護予防事業(がんじゅう教室・地域ふれあいミニデイサービス)」を2月中自粛する。23日に予定していた「第9回なんじょう輝きフェスタ」も中止する。

 西原町は介護予防拠点施設「いいあんべー家」を26日まで閉鎖し、高齢者向けミニデイサービスなど「いいあんべー共生事業」を29日まで中止する。

 うるま市は妊婦向けの「プレパパ・プレママクラブ」や介護関連の虐待防止講演会、介護関係の講演会を取りやめる。八重瀬町は21日予定の認知症カフェを中止。読谷村の老人クラブは3月まで、活動を自粛する。南風原町は町内17カ所のミニデイサービスを中止する方向で検討している。

 宜野湾市の県自立生活センターイルカは、22日から3月22日に開催を予定していた討論会や映画上映会など主催イベントを中止。

 読谷村の読谷やちむん市実行委員会は22、23日に村喜名のJAファーマーズゆんた市場で開催を予定だった「第27回読谷やちむん市」の中止を決めた。

 20日に読谷村内で開催予定だった第16回県介護支援専門員研究大会も中止になった。