サイド攻撃でパワー ㉗MF茂木駿佑 〈新天地で羽ばたく・FC琉球の新戦力〉⑩


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戦況を見極める冷静さ、巧みな技術で琉球での活躍を誓う茂木駿佑=14日、中城村のごさまる陸上競技場

 右足から放たれるキックの精度はピカイチ。両サイドで活躍できる器用なプレーヤーだ。

 168センチと上背がある方ではないが、樋口靖洋監督は「非常にパンチ力がある。攻撃ゾーンに入った時のパワーを(試合でも)発揮してくれれば、力になる」と能力を認める。

 J1勢との練習試合などで存在感を示した。サイドハーフで起用されると、相手守備のギャップに素早く入り、クロスを上げる。ポジショニングに優れ、常にゴールに絡む位置にいる。

 昨年5月時点は首位を走る水戸の選手として、琉球と対戦した。ブロック守備を敷いて堅く守ったが、琉球の小気味良いパスで崩され、0―1で敗れた。「良いサッカーする。こういうチームでチャレンジしたい」と魅了されたという。

 今季は「具体的な数字にこだわりたい。ゴール、アシストともに2桁を目指す」と活躍を誓った。
 (喜屋武研伍)

<プロフィル>

 もてぎ・しゅんすけ 168センチ、64キロ。千葉県出身の23歳。2015年に仙台ユースからトップチームに昇格。金沢、仙台を経て、水戸でプレーした。J2は63試合に出場し、8ゴールを決めている。好きな沖縄料理はゴーヤーチャンプルー。

 サッカーJ2の2季目に突入し、J1昇格を目指すFC琉球。新加入した選手12人を紹介する。(喜屋武研伍)