新型コロナ感染のタクシー運転手、乗客に濃厚接触者はなし 沖縄県が料金データから判断


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 新型コロナウイルス感染症問題で、県内1例目の感染者であるタクシー運転手の60代女性=本島南部在住=が発症後の勤務中に乗せた利用者について、県は濃厚接触者はいないと判断したことが19日までに分かった。女性が対応した乗客の利用料金データから、密閉空間での濃厚接触の目安となる30分間乗車した人はいなかったという。

 一方、県はこれまでに女性との濃厚接触者として家族や同僚ら14人を特定し健康観察してきたが、新たにリストに2人を追加した。このうち5人がこれまでに症状を訴えたため、検査を実施。全て陰性だった。

 女性は12日に病院を受診し、13日のウイルス検査の結果、感染が確定した。