非凡な決定力が魅力 ⑲FW人見拓哉(22) 〈新天地で羽ばたく・FC琉球の新戦力〉⑫


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泥臭くゴールを狙い続ける人見拓哉=4日、読谷村陸上競技場

 普段はさわやかな笑顔を見せる温厚な性格の青年。だがひとたびピッチに立つと、闘志むき出しのストライカーに変わる。「FWはチームのために点を取らないといけない。二桁得点、アシストはそれについてくればいい」と活躍を誓う。

 物心ついた時からボールに触れていた。中盤や前線を複数ポジションこなせる。関東大学リーグ(1部)では21試合に出場し、16得点。ハットトリックを3度達成するなど、非凡な決定力を持っている。

 J1、J2勢との練習試合でも点に絡み、存在感を示した。「常にゴールを狙える位置にいて、点数を取る感覚は非常に良い」と樋口靖洋監督は認める。

 プロのスピード感、質の高さに戸惑う日々。「まだまだ反省点も多い。でも、少し良い感じではあるかなと思う」。確かな手応えを胸に、23日のリーグ開幕戦へ臨む。
 (喜屋武研伍)

<プロフィル>

 ひとみ・たくや 175センチ、66キロ。栃木県出身の22歳。矢板中央高―立正大4年。大学ではトップ、シャドーで活躍した。好きな沖縄方言は「ユタシクウニゲーサビラ」。

 (おわり)