昨年11月に17・8キロのロウニンアジを釣ったフィードマン宮古支部美浪人鯵會の菰田眞紀さん。海外で生活をしている友人が宮古島に遊びに来ていて、海外ではなかなか食べられない魚の刺し身が食べたいとリクエストされた。
その友人と共に2月15日に、ロウニンアジを釣ったポイントで竿(さお)を投げ入れた。午後2時半に小型のサメが釣れた。次に満潮前の午後11時に2回目のヒット。急いで竿を手に取りアワセを入れ、しっかりと針掛かりさせることに成功したが、すぐに根に入れられた。浅く根が多いこのポイントではよくあるので、焦らず魚が出てくるのを待つことに。3分ほどすると、掛かった魚が根から出てきた。
それ以降、魚に主導権を与えないように、ひたすらリールをゴリ巻きで魚を寄せた。重量感はあるが、全く引かないのでウツボかもしれないと思いながら足元まで寄せた。ライトに浮かんだのは特大のタマン。ギャフを打って引き上げると、全員絶叫。これが71・5センチ、4・93キロで菰田さんにとって2匹目のタマン。リクエストに応えて友人においしい刺し身を食べさせることができた。
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)