大城琉翔(男子南星)V 丁寧なラリーでミス誘う 県中学新人テニス


社会
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男子決勝 しぶとくラリーをつなぐ南星の大城琉翔=22日、沖縄市の県総合運動公園庭球場(喜屋武研伍撮影)

 テニスの第19回県中学校新人大会最終日は22日、沖縄市の県総合運動公園庭球場でシングルスを行った。男子は大城琉翔(南星2年)が6―2で大城盛弥(首里2年)に勝利し、頂点に立った。女子は石坂紗有里(西崎1年)が6―3で玉那覇璃(名護1年)に勝って優勝を決めた。

 マッチポイントを握った大城琉翔は、大城盛弥との息の詰まるラリーを10本以上続けた。相手のミスで優勝が決まると、ギャラリーから拍手が鳴り響く。大城は「いつもよりミスが少なくプレーできた。優勝が決まってうれしい」と破顔した。

 俊敏なフットワークでフォアに回り込み、攻撃の選択肢を増やす。オープンスペースをつくり、強烈なショットをたたき込んだ。丁寧にコート奥深くに返球し、ミスを誘った。第3セットでブレークを奪うと、勢いそのままに得点を重ね、6―2で勝負を決めた。

 21日まで福岡で開催されたジュニアの全国大会「ニュージェネレーション石黒杯」のシングルスに出場したが、2回戦敗退だった。「もうちょっとバックハンドをうまく、コート深くに打てるようにしたい。全国でベスト8に入りたい」。課題を見つめ直し、全国レベルのプレーヤーを目指す。

(喜屋武研伍)