AIで電話対応やメッセージのやり取り 作業の7割削減に24時間対応も可能に 沖縄通信ネットが新サービス


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 沖縄通信ネットワーク(那覇市、仲地正和社長)は3月1日から、人工知能(AI)で業務効率化を図る新商品「OT AI―Concierge(コンシェルジュ)」と「OT AI―OCR」の取り扱いを始める。

 AIコンシェルジュはTACT(東京)が開発したサービスで、電話業務やメッセージのやりとりを人に代わって自動で行う。ガス会社の開栓の日程調整、客室からホテルフロントにかかってくる問い合わせの電話などを、AIが音声対応する。必要な言葉や質問に対する回答などをAIに学習させ、会話に応じて適切な返答を抽出する。

 TACTの溝辺和広社長によると、人が行っていた電話作業の7割ほどの時間が削減される。24時間対応にサービスの幅が広がり、会話内容は文字化されるため内容の確認もできる。

 AI―OCRは、手書き文字や活字をスキャンして自動でデータ化できるシステムで、アンケートの集計業務がある企業や自治体などに活用を提案していく。