新しい糸満署、来月2日から業務開始 県内で初めて遺体安置所に待機室


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津波対策や老朽化のため建て替えられた糸満署の新庁舎=18日、糸満市糸満

 糸満署は3月2日から糸満市西崎から市糸満の糸満南小跡地に移転する。新庁舎は昨年12月に落成した。2月28日から引っ越しを始める。市西崎の現庁舎は来年度に取り壊す予定。3月7日には新庁舎で関係者を招いた開署式を催す。

 建物の老朽化や津波など自然災害への対応のため、新庁舎は建設され、県内で初めて遺体安置所に遺族の待機室が設けられた。さらに迷い犬を保護する施設はこれまで鳴き声で近所から苦情が寄せられたため、防音機能を施した上でエアコンを設置して扉を閉められるようにした。

 新庁舎は鉄筋コンクリート造りの3階建て。敷地面積は現庁舎の約1・4倍の7千平方メートル。約80台が駐車可能。約100人弱の署員が勤務する。金城和郎署長は「新庁舎で地域に根ざした警察を育んでいきたい。地域の安心安全に貢献する」と意気込んだ。