ガマから見える外の景色を巨大版画に 児童たちが2カ月かけ制作 木版画家の名嘉睦稔さんが講評


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巨大木版画作品の前で名嘉睦稔さん(最後列中央)と写真に収まる沖縄アミークスインターナショナル小4年生=14日、うるま市の同校

 【うるま】沖縄アミークスインターナショナル小学校の4年生は14日午後、木版画家の名嘉睦稔さん(66)を招いて、みんなで制作した縦3メートル、横2メートル70センチの巨大版画を見てもらった。児童らは約2カ月かけ、ガマの中から外の海を見ているような様子を描いた。海や砂浜の明るさとガマの色合いが対照的なのが特徴的だ。名嘉さんは「諦めずに続けると予想だにしなかった良いものが出来上がる」などと講評した。

 藤森慶之介さん(9)は「彫るのがだんだん楽しくなってきていた。このような絵になるとは思わなかった」と語った。

 同小では同日午前、キャンプ・マクトリアス内のベクトル小学校の児童ら約100人を招いて、校外学習で学んだ首里城の歴史や文化について発表した。首里城巡りの際のお薦めスポットや琉球王国時代の歴史などを伝えた。首里城にまつわるクイズも出して盛り上がった。津布久夕陽さん(10)は「首里城の売店に何が売っているのかを発表した。ちんすこうも食べてもらった」と話した。