卒業製作 球場で活躍 少年野球実況用カウントボード


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カウントボードを製作した(左から)県立浦添工業高校の島袋恵太さん、新里剛生さん、仲里隆真さん=県立浦添工業高校

 【浦添・豊見城】県立浦添工業高校の生徒3人が卒業の課題研究で製作した野球のカウントボードが、豊見城市内の少年野球の試合会場で活用されている。製作したのは野球部に所属していた情報技術科3年の島袋恵太さん(18)、仲里隆真さん(18)、新里剛生さん(18)。

 製作のきっかけは、少年野球の実況中継をしている豊見城市のコミュニティー放送局「FMとよみ」代表の安慶名雅明さん(62)からの依頼だ。同社が実況中継をしている瀬長島野球場にカウントボードがなく、一目見てカウントが分かるものがあれば便利だと考え、知り合いのつてをたどって同校に依頼した。3人の「卒業の課題研究は自分たちの好きな野球に関わるものが作りたい」という思いも重なり、製作につながった。

実際に野球場に置かれたカウントボード。手元のリモコンで操作する=豊見城市の瀬長島野球場

 カウントボードは遠隔操作できる車のリモコンに着想を得て、無線で操作できる仕様にこだわった。リモコンのボタンを押したらボール(B)、ストライク(S)、アウト(O)のランプが点滅する。

 3人は製図やプログラム、配線などの試行錯誤を繰り返し、約半年で完成させた。炎天下や雨天時でも持ち運びしやすいように縦約28センチ、横約40センチと軽量化にもこだわった。

 実際に試合で活用されるようになったことを受け、3人は「作っているときは大変だったけど完成してうれしかった」(島袋さん)「実際に使ってもらえるようになってよかった」(新里さん)、「これから自分たちのボードがどんどん使われていくようになってほしい」(仲里さん)などと喜びを語った。