柔道、ハンド、アーチェリー… 全国高校選抜の中止相次ぐ


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 柔道の全国高校選手権の主催者は28日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、3月21日から前橋市で開催予定だった大会の中止を発表した。団体の男女で沖縄尚学、個人戦には県大会優勝者が出場予定だった。

 日本ハンドボール協会も全国高校選抜大会(埼玉県・千葉県、3月24~29日)の中止を発表した。男子の興南と女子の那覇西、浦添が出場予定だった。

 全国高校選抜では3月26日から千葉市で開催予定だった卓球、27日から静岡県掛川市で予定されたアーチェリー、18日から北九州市で予定された自転車のトラック種目、20日開幕のソフトボールの男子(山口県宇部市)と女子(松山市)も中止となった。

 全国高等学校体育連盟(全国高体連)は26日に選手らの安全を最優先に実施か中止の判断をするよう依頼する文書を出したばかりだが、政府が全国の小中高校などに一斉の臨時休校を要請したことを受け、対応を協議。全国高体連の奈良隆専務理事は「全体のトーンとして部活動ができない、という話の中で全国大会をやっていいのかと自問自答している」と苦しい立場を明かした。

 日本中学校体育連盟(中体連)はこの春に主催大会はないものの、突然の休校要請に新宮領毅事務局長は「現場は混乱していると思う」と述べた。