新型コロナ対策が奏功も インフルエンザ患者減少で注意報解除 予防対策は継続を


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 沖縄県は28日、2月17~23日の週に県内の定点医療機関当たりのインフルエンザ患者報告数が7・76人となり、基準値を下回ったとしてインフルエンザ注意報を解除した。県によると、昨年9月ごろに患者数が増えたことで、冬季の流行が少なかった。県の担当者は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、県民が手洗いやせきエチケットを心掛けたことも要因とみている。

 県は昨年12月17~23日の週に、県内58カ所の定点医療機関の患者報告数が注意報の基準値となる10人を超えたとして、今年1月8日から注意報を出していた。県によると、昨年12月30日~今年1月5日までの週の定点医療機関当たり患者数22・84人をピークに、患者報告数は減少している。

 一方、注意報は解除したが、インフルエンザB型を中心に患者の発生は継続している。県は手洗いやせきエチケットなどの感染症予防対策の徹底を引き続き呼び掛けている。