社会

「学校がないとさみしい」「困っている人ばかりだ」 新型コロナ臨時休校始まる 最長23日間の休校に現場困惑

児童館で遊ぶ子どもたち=2日午後、南風原町

 新型コロナウイルスの感染防止策として安倍晋三首相の要請を受け、全国の小中高校で2日、臨時休校が始まった。突然の表明から週末を挟み4日後の実施に各校は対応に追われた。沖縄県内は11市町村の小中学校で休校が始まり、糸満市や南風原町では放課後児童クラブ(学童保育)や児童館で日中を過ごす子どもや、街中でも子どもの姿が見られた。保護者からは最長で23日間におよぶ休校中の過ごし方に不安の声が上がった。

 2日から休校したのは名護市、糸満市、南城市、金武町、南風原町など。那覇市、浦添市、豊見城市など11市町村は3日から、沖縄市、宜野湾市など12市町村は4日から休校する。石垣市など7市町村は休校しない予定。県立学校は全日制高校17校、定時制高校3校、特別支援学校1校の計21校が3日から休校する。

 南風原町の四つの児童館は長期休暇中の対応と同じ午前9時に開館して児童を受け入れた。小2の妹と遊びに来ていた小5女児は「家にいると暇だから来た。学校がないとさみしい。休みがずっと続くとしんどい」と話した。

 小6と小1の母親(43)=糸満市、サービス業=は、学校の間にパートで4時間勤務しているため学童は利用しておらず、2日は仕事を休んで子どもたちと自宅で過ごした。3日から午前8時勤務開始にし、昼食までに帰宅できるよう調整してもらったが「祖父母も働いていてお願いできる所がない。職場の人数も少ないので本当に困っている」とため息をついた。

 小1と1歳の娘がいる嘉数愛さん(37)=那覇市、会社員=は小1の娘を学童に、1歳の娘を保育園に預ける予定。「夫も仕事を休めない。友人は子どもの預け先がなくて仕事を休むらしい。困っている人ばかりだ」と窮状を訴えた。

 那覇市は放課後児童クラブに春休みなどと同様に朝から開所するよう依頼。だが各クラブは新たに人を雇うのが難しく、シフトを変更し対応しているという。開南児童クラブは感染リスクを減らすため通常の教室だけでなく開南小学校の地域連携室も利用するなどの工夫をしている。東江貴音代表理事は「学校と連携し子どもたちの過ごし方を考えていきたい。2週間で終息してほしい」と願った。



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