社会

貧困家庭の子どもにしわ寄せが… 新型コロナで「子ども食堂」休止 休校で給食なく

 新型コロナウイルス感染防止策として、沖縄県内小中学校でも臨時休校が2日から始まった。「子ども食堂」の休止が決まった地域もあり、給食がない休校期間中、ひとり親や経済的に厳しい家庭の子どもへのしわ寄せに不安の声が上がる。一方、子どもの居場所を確保しようと中南部の市町村の学校で児童を受け入れる動きも広がっている。

 新型コロナウイルスの感染防止策として県内でも臨時休校が決まったことが、子どもの貧困を支援するため整備が進んできた「子ども食堂」など「子どもの居場所」にも影響が及んでいる。県子ども未来政策課によると那覇や浦添、宜野湾、沖縄、うるま、名護の6市と八重瀬町で一部の居場所が休止を決定した。同課は「学童という受け皿に頼れない世帯にとって、行き場がなくなると困ることになる。個別の子どもへの影響は避けたいが、開所するにも従来の形は難しいのだろう」と余波を懸念した。

 浦添市は臨時休校が決定する前の段階で、感染防止策として市内で開所する子どもの居場所の原則休止を確認。個別対応が必要な子どもの支援はそれぞれで検討する対策に切り替えたという。

 同市で子どもの居場所を運営する女性は「ひとり親などへの影響は大きい。しわ寄せが子どもたちにいくのではないかと心配だ」と国の一方的な決定に憤った。経済的に苦しい家庭の子どもにとっての給食の大切さを強調し「子どもへの負担が心配で、居場所の運営者も気持ちは開けたいはず。しかし現状は感染リスクと子どもへの支援の判断を丸投げされた格好だ。場当たり的な施策で混乱するのは当然だ」と批判した。




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