新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、県内の商業施設で遊戯スペースの臨時休業や飲食店の営業時間短縮が広がっている。多くの人が集まることによる感染リスクを避けるほか、小中高校の臨時休校に伴い休暇が必要なスタッフが出て、人員確保が困難になっていることが背景にある。感染拡大を防ぐため、ビュッフェ形式の食事提供を一時的に停止するホテルも出ている。 (1面に関連)
イオン琉球では2日から、県内6店舗に入居するアミューズメント施設「モーリーファンタジー」などが臨時休業に入った。同施設を運営するイオンファンタジー(千葉県)によると、来店者や従業員の安全を確保するため全国一律で15日まで休業する対応を決めたという。マックスバリュ一日橋店のゲームコーナーも臨時休業となる。
北中城村のイオンモール沖縄ライカムは午前10時~午後10時の営業時間を、3~15日の期間中は午前11時から午後8時に短縮する。英会話教室など一部のテナントは休業している。
サンエーでは県内の和風亭や一部のフードコートなど、飲食店10店舗で営業時間を短縮する。臨時休校で休暇取得が必要なスタッフが出た場合、店舗運営に必要な人員が不足する可能性があるため、変更を決めた。商業施設に入居する一部のテナントでも休業や時短営業を導入しているという。
沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハは2日から15日まで、ホテルレストランのランチとディナーのビュッフェを停止する。16日以降は終息状況を見ながら判断する。ランチは従来提供していたオーダーメニューのみで対応。ディナーは単品またはコース料理と、ビアフェスタを実施する。
エンターテインメント施設のラウンドワンは、宜野湾店と南風原店で2~6日と9~13日、開店から午後3時まで小中高生だけの入場を制限する。保護者同伴の場合と土日は除く。全国でも同様の対応を取っているという。2~15日に施設のボウリング場で実施予定だったリーグ戦やボウリング教室は延期し、店舗競技会は中止となった。