社会

子どもの居場所確保 一部学校で受け入れも 不十分な中の対応に「政府には怒りしか」

 政府の要請を受け、県内でも多くの小中学校が2日から臨時休校している。一方で、子どもの居場所確保のために児童を受け入れている学校では「感染防止に逆行していないか」と不安の声も上がっている。 

 浦添市立仲西小には児童約10人が登校した。がらがらの教室に鉛筆の音が響く。女子児童は「暴れん坊がいないから静かでいいけど、少しさみしい」と漏らした。それぞれの家庭の事情で下校時刻はばらばら。帰宅後、祖父母の家で過ごすという女子児童は「あしたはどこに帰るのかまだ決まっていない」と不安そうな表情を浮かべた。別の学校では腹痛を訴えた児童がいた。校長は「体調が悪い子は親に連絡を取り、帰ってもらうことになる」と心配そうに語った。

 閑散とする小学校のそばで、休校対象外となった幼稚園では普段通り登園した園児の姿があった。学校関係者は「小学校はだめで幼稚園はいいという線引きは何なんだろう。ちぐはぐな対応だ」と首をかしげた。

 休校中の南部の小学校の男性教員(34)は「家庭の様子が気になる児童がいる。どうしているか心配で仕方ない。十分な対応を取れない状況で休校要請をした政府には怒りしかない」と憤った。



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