沖縄県内で新型コロナウイルスの感染が確認された3人と長時間接触するなどした「濃厚接触者」について県は4日、特定した計43人を対象に継続してきた健康観察を全て終えたと発表した。
2人目の感染者であるタクシー運転手の60代男性との濃厚接触者を最後に、全員が2週間の観察期間中に新たな感染や症状は確認されなかった。県は濃厚接触者に対し今後も症状があった場合には連絡するよう求めており、警戒は続けるとしている。
一方、3日から4日にかけて新たに4人を検査し、「陰性」だったことを確認した。そのほか肺炎症状が改善しない患者2人を改めて検査したが、結果は再び「陰性」だった。
県内では、那覇寄港時に集団感染が確認されているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客を乗せたタクシー運転手2人と農業男性の計3人の感染が確認されている。今回、陰性が判明した6人はこれまでの感染者やクルーズ船乗客との関連性はない。