琉大卒業式を中止 合格発表の張り出しもなし キリ学は時間短縮


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 新型コロナウイルスの感染防止のため、琉球大学(西原町)は6日、24日に沖縄コンベンションセンターで予定していた卒業式および大学院修了式の中止と、4月3日に同会場で予定されていた入学式の延期を発表した。沖縄キリスト教学院大学・短期大学(同)は、16日に同大で行う卒業式を短縮して実施することを発表した。

 琉球大学は、2月28日時点で出席を卒業生のみにするなど卒業式の規模縮小を予定していたが、改めて式典の中止を決定した。学内施設で各学部・研究科の代表者のみで実施し、インターネットで様子を中継するという。延期となった入学式の日程は現時点で未定。

 沖縄キリスト教学院大学・短期大学の卒業式は出席者を卒業生と教職員に限定。あいさつの簡略化や卒業証書の授与を代表者のみにするなどして式典を短縮する。

琉大合格発表 張り出しなし

 琉球大学の2020年度一般入試(前期日程)の合格者が6日、同大のホームページ(HP)で発表された。合格発表は例年、HPと構内の張り出しの両方で行っていたが、今回は新型コロナウイルス感染防止のためにネット上のみでの発表となった。

 前期日程の合格者数は7学部で1124人。同大では、合格者を在校生が胴上げで祝福する場面や、学生サークルによる勧誘が風物詩となっていただけに、入試担当者は「風物詩が見られなくなったことは寂しい」と語った。