「安心」を地域に届け りゅうちゃんランチサポート 食材配布始まる


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「りゅうちゃんランチサポート」からの支援物資を親子に手渡す金城辰美さん(中央)=9日正午ごろ、那覇市松川の「にじの森文庫」

 琉球新報社とNexSeed沖縄校が実施する「りゅうちゃんランチサポート」で、支援物資の配布が9日始まった。同事業は新型コロナウイルス感染拡大による小中高校の臨時休校を受け、企業から寄せられた飲食物を「子ども食堂」に提供するフードバンクの取り組み。運営者らは、那覇市泉崎の琉球新報本社などで飲食物を受け取った。

 同事業では協賛企業14社が賛同し、9日までに約2万食分の飲食物が寄せられた。また、同日午後4時段階で20団体の子ども食堂から申し込みがあった。同日開かれたセレモニーで、協賛した琉球物流の平良勝政社長は「子どもたちが困っている中で、少しでも協力できればという思いで参加した」と述べた。許田商会の外間保総務部長は「地域貢献が社の基本方針だ。支援が出てくる所は今後もやっていきたい」と語った。

協賛企業から「子ども食堂」の関係者らへ手渡された支援物資=9日、那覇市泉崎の琉球新報社

 飲食物を受け取った宜野湾市で子ども食堂を運営する「地域むすびくらぶ」の名嘉真美奈子代表は「企業の思いと共に、地域みんなで『安心』を届けていきたい」と語った。那覇市の「にじの森文庫」では小4の児童と母親(38)が受け取った。母親は「食べ物の提供をいただけ、とても助かる」と語った。

 寄せられた飲食物は土日祝日を除く4月3日までの午前10時~11時半、琉球新報本社、中部支社、北部支社で無償配布する。

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