小泉環境相、アセスは「必要ない」 辺野古の軟弱地盤改良で


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小泉進次郎環境相

 【東京】小泉進次郎環境相は10日の衆院環境委員会で、名護市辺野古の新基地建設に伴う軟弱地盤の改良工事について「環境影響評価(アセスメント)の手続きをやり直す必要はない」と述べた。また現行の環境影響評価法の規定に沿って、環境保全措置に影響が生じる工法変更を環境相に届け出た事例はないとも説明した。立憲民主党の近藤昭一氏への答弁。

 辺野古の工事では当初想定されていなかった地盤改良工事が加わるが、環境省は既に着手している工事と同一事業であることを理由に、環境アセスのやり直しは不要と説明している。

 委員会で近藤氏は、過去にアセスをやり直した事例があるのかをただした。小泉氏は、現行の環境影響評価法では環境保全措置に影響が生じる大幅な工法変更があった場合、事業者が報告書を送付する手続きがあると説明。その上で、2013年の法改正から現在までに「報告書が送付された事業はない」と述べた。