学校早期再開の動き 与那原は13日から 新型コロナ


この記事を書いた人 アバター画像 高良 利香

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のための臨時休校期間を短縮する動きが、11日も県内市町村で広がった。与那原町は16日だった再開日を13日に早め、中北部の9市町村(沖縄市、うるま市、宜野湾市、北谷町、読谷村、北中城村、中城村、恩納村、西原町)は24日の予定を16日に変更した。那覇市は予定通り16日に再開することを決めた。

 与那原町は小中学校と幼稚園を13日に再開する。小中学校は給食も提供する。

 15日までの休校を発表していた那覇市は、小中学校を16日から再開する。風邪の症状がある場合は自宅療養・自宅待機してもらい、欠席日数に数えない「出席停止」扱いにする。児童生徒や教職員に感染者が出た場合は休校を検討する。24日にある小学校の卒業式は規模を縮小して開催する方向で検討している。

 16日からの再開を決めた中北部の9市町村のうち、沖縄市以外は給食を提供する。沖縄市は昼食(軽食程度)となる予定。小学校の卒業式は各校で規模を縮小して実施される。

 恩納村は3月分の給食費を全額返還することを決めており、16、17両日の給食は無料で提供し、日割り徴収はしない。

 中頭地区市町村教育長会は16日再開の方針を確認していたが、嘉手納町は予定を変更せず18日まで休校する。同町教育委員会の担当者は「今から休校の期間を変更すると保護者の負担が増え、混乱を引き起こす恐れがある」と話した。