比嘉大吾が白井・具志堅スポーツジムと契約解除 引退はせず


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比嘉 大吾

 世界ボクシング評議会(WBC)の元フライ級王者の比嘉大吾(24)が、11日付けで所属していた白井・具志堅スポーツジムとの契約を解除したことが12日、関係者の話で分かった。待遇のほか、練習や試合に臨む体制などで折り合いがつかなかったという。引退はせず、新たな環境を探す予定。

 比嘉は宮古工業高校卒業後、2014年に白井・具志堅ジムに所属した。17年5月、WBCフライ級王者に君臨すると、同年10月と、18年2月の防衛戦で挑戦者を返り討ちにした。デビュー以来、15戦15勝15KOの快進撃を見せたが、3度目の防衛戦で計量に失敗し王座を剝奪され、プロ初の黒星を喫した。その後、日本ボクシングコミッションから無期限停止処分を受けたが19年10月に解除され、20年2月には復帰戦で勝利していた。しかし、試合後には「モチベーションが上がらなければボクシングを辞める」などと、変化の糸口を探るようなコメントをしていた。