「クラスメートとの残り少ない時間、楽しみたい」 沖縄県内の大半の小中高校が再開


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学校が再開し登校した生徒たち。マスク姿も見受けられた=16日午前、那覇市の那覇国際高校

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため臨時休校となっていた沖縄県内の小中高校の大半が16日、再開した。

 那覇市内にある県立那覇国際高校の1年生の教室では40人が元気に登校し、友人らとの再会を喜んだ。再開後初めてのショートホームルームでは、担任が「せきのある人、体調不良の人はいませんか。マスクが必要な人は声をかけてくださいね」と生徒の体調を確認した。

 生徒からは「休みがあったことで、きょう新学期が始まったような感じがする」との声も聞こえ、「このクラスメートで過ごせる残り少ない時間を楽しみたい」と口を揃えた。

 県教育委員会は換気や手洗いの励行など、感染拡大の防止策を徹底するよう12日付で県立学校に通知。学校内で感染者が出た場合、その学校を臨時休校する方針も示している。 

 県教委は3人目の感染者確認から3週間が経過していることや、3人との濃厚接触者の健康観察期間が終了したことから、臨時休校の終了を決定していた。

 16日から再開したのは高校や特別支援学校などの県立学校と那覇市、名護市、沖縄市、うるま市、宜野湾市、糸満市など24市町村の小中学校。恩納村や中頭地区の市町村などは予定を早めて再開することを決めた。

 一方、嘉手納町は18日まで休校を継続する。石垣市、竹富町、与那国町、伊平屋村などは休校しなかった。【琉球新報電子版】