新たな希望を胸に学びや巣立つ 小学校42校で卒業式 新型コロナでマスク姿目立つ


この記事を書いた人 問山栄恵
担任の先生から一人ずつ卒業証書を手渡される6年生=18日午前、沖縄県浦添市の沢岻小

 沖縄県内の公立小学校42校で18日、卒業式が行われ、卒業生は6年間の思い出が詰まった学びやを巣立った。本年度は新型コロナウイルス感染症の感染防止のため、式典を規模縮小や短縮をする学校が相次ぎ、会場にはマスクをした児童ら関係者の姿が多く見られた。

 浦添市の市立沢岻小学校(金城孝子校長)では、出席者を卒業児童と保護者、教職員に限定して開催。学事報告や来賓あいさつなどを省いた。例年は壇上で校長から児童一人ずつに手渡す卒業証書の授与も、壇上の下で2クラスずつ同時に学級担任から手渡した。

 金城校長は「この時世だが安全第一に心を込めて挙行し、頑張ってきた子どもたちにエールを送りたい。できることを最大限に」と話し、児童118人の新たな門出を祝った。卒業生を代表して照屋乃々果さんが「これまでの思い出を胸に中学校でも飛躍していきたい」と誓った。

 小学校の卒業式は19日にピークを迎え、同日までに263校中134校で行われる。【琉球新報電子版】