鹿児島銀行の沖縄県内への融資が1000億円に


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 鹿児島銀行(松山澄寛頭取)の県内2店舗の貸出残高が、2月末時点で950億円弱となっており、3月中にも1千億円の大台に乗る見込みだ。2019年3月末時点では約600億円だったため、1年で大きく伸びた。

 鹿銀は15年9月に、那覇市銘苅に沖縄支店を開設し、県外の地方銀行として戦後初めて沖縄に進出した。18年に沖縄支店を那覇市久茂地に移転し、銘苅の店舗を新都心支店として2店舗体制となった。2店舗体制になったことを機に人員を拡充し、合計約60人が営業を担当している。

 沖縄支店の担当者によると、貸出残高のうち住宅ローンなど個人が6割、法人が4割で、不動産向けの貸し出しが多いという。取引先から新規顧客の紹介を受けるケースも多いという。