首里城の再建に沖縄産木材の使用を 国頭村議会が県に要請


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 国頭村議会(金城利光議長)は25日、県庁に謝花喜一郎副知事を訪ね、首里城の早期再建に向けて県産木材を最大限使用することを要請する意見書を手渡した。金城議長は「首里城の早期再建に向けて、国頭村が誇る山仕事の技術と知見を役立ててほしい」と述べた。

 謝花副知事は「(木材の)調達可能か調査を進める上で、日頃から国頭の山々を知り尽くしている国頭村森林組合の協力が必要だ。むしろこちらからご協力をお願いしたい」と述べた。

 意見書で(1)2022年までに国と県、関係機関の連携による防火・防災に強い再建方針と実施計画の策定(2)建材として最大限の県産木材使用(3)国頭村森林組合による県産木材の使用と調達に関する調査の早期実施(4)100年後の修復木材の確保に向けた植林や管理の継続―の4項目を求めた。