サーモグラフィーを活用 予防対策強化して演奏会実施


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サーモグラフィーや消毒液、除菌設備などを入り口に設置して行われる演奏会=27日夕、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター

 新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、多くのイベントが自粛の動きを見せる中、厳重な対策を講じて実施する動きも出ている。那覇高校吹奏楽部は27日、同部OBの協力を受け、会場となった宜野湾市の沖縄コンベンションセンター劇場棟の入り口にサーモグラフィーや除菌液の噴霧器、消毒液を設置するなどして定期演奏会を開いた。五重、六重に予防策を重ね、来場者も協力していた。

 「検温お願いします」。入り口手前では、関係者が非接触型の体温計で発熱の有無を調べていた。チケットのもぎりでは、座席位置ごとに列を分け、連絡先を確認するなどして座席の位置を指定、間隔を取って座るよう求めた。

 入り口は入場者が密集しないように分散させ、担当者が消毒液を吹き付けた。さらに自動噴霧器で除菌液をまき、サーモグラフィーで体温を再確認。座席は一定間隔を保ち、マスクの着用も求めた。