新型コロナに感染の米兵2人 現在は基地内で隔離


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 米空軍嘉手納基地は28日、嘉手納基地所属の空軍兵2人が新型コロナウイルス感染症に罹患(りかん)したと公表した。米軍によると、1例目の空軍兵は海外から戻った後、15日間の行動制限下に置かれていた。同基地の医療チームは接触者を特定しており、濃厚接触した家族の行動も制限したとしている。2例目は12日に海外から戻り、16日から行動制限下に置かれた。

 外務省沖縄事務所と沖縄防衛局から県に報告された内容によると、2例とも25日にPCR検査を受け、28日に陽性が判明した。現在は嘉手納基地内で隔離されているとしている。一方、同基地は1例目の情報について28日にフェイスブックで発表したが、同日午後11時現在、2例目についての情報は更新されていない。

 県は同日、外務省沖縄事務所と沖縄防衛局に対して(1)行動履歴や濃厚接触者の状況、県民との接触の有無など情報の公開(2)米軍人・軍属等に対して密閉空間、密集場所、密接場面など集団感染の起こりやすい場所へ行くことを避ける(3)日本人従業員に対する感染防止に万全を期すこと―を米軍に申し入れるよう求めた。