那覇市の「首里城クラウドファンディング」総額9.4億円集め終了 5万3199人が寄付


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 昨年10月末の首里城火災を受け、那覇市がふるさと納税を活用したクラウドファンディングのウェブサイト「ふるさとチョイス」で募った再建支援金の受け付けが3月31日に終了した。延べ5万3199人から計9億4230万1121円が寄せられた。

 同サイトを運営するトラストバンク(東京都、川村憲一社長)は那覇市のサイト利用料を無料にして協力した。クラウドファンディングは首里城火災翌日の11月1日に始まり、2日余りで目標の1億円を達成した。

 市が口座振り込みや募金箱などで受け付けた支援金は31日時点で5億3986万7835円。口座振り込みや募金箱での支援金受け付けは当面、継続する。市は寄せられた支援金を県に託し、正殿など城郭内の再建に充てる予定だ。

 城間幹子市長は「ご協力いただいた全ての皆さまに心から感謝を申し上げる。首里城の再建に向けて皆さんの思いをしっかりと反映できるよう国や県と共に努める」と述べた。