新型コロナ 感染1人は県職員 知事ら健康観察へ


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県内の20代と30代男性の2人が新型コロナウイルスに感染していることが判明したと発表する玉城デニー知事=3日午後、県庁

 新型コロナウイルス感染症で3日午前に陽性が確認された2人の男性のうち一人は県職員であることが分かった。20代の中部保健所管内在住の県職員で、県は知事を含め本庁職員の14日間の健康観察を行うことを決めた。もうひとりの感染者は30代の東京都の男性で現在那覇市滞在中。県が3日午後1時から開催した県危機管理対策本部会議で発表した。

 20代の県職員は県民との接触は確認されていない。同男性の県外に在住する家族が4月1日に陽性が確認され、本人は3日に判明した。家族感染とみられる。濃厚接触者に14日間の自宅待機を指示した。

 30代の男性は3月26日に発熱、味覚や嗅覚などに異常を覚え1日に医療機関を受診し、3日、陽性が確認された。職業や行動歴、接触歴は那覇市保健所が調査している。

 陽性者2人とも症状は軽症。

 玉城デニー知事は「県職員の感染を大変重く受け止めている」と述べ、県民には引き続き人が密集する場所を避けることや県外への不要不急の渡航の自粛、県外から来県する人と接触する場合の感染予防も呼びかけた。
沖縄関係の感染者は12人目となった。