記事でよみがえる国頭の歩み 村史編さん委員 丹念に収集した34冊贈る


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(前列左から)宮城克松さん、宮城久和村長、山城正二さん、園原實教育長、(後列左から)宮城樹正さん、大城正和さん=3月31日、国頭村役場応接室

 【国頭】本紙に掲載された国頭村に関する記事を切り抜き、冊子にまとめた国頭村史元編さん委員らが3月31日、国頭村役場を訪れ、宮城久和国頭村長らへ切り抜きの冊子34冊を贈呈した。役場を訪れたのは、元村史編さん委員長宮城克松さんと元委員の山城正二さん、宮城樹正さん、大城正和さんの4人。

 冊子は、2016年10月に発刊された国頭村史「くんじゃん」の補足資料として活用された。1953年~2020年までの新聞掲載記事。「自然」「政治・行政」「経済・生産・交通」「社会・くらし」「教育・文化」「沖縄戦・平和学習」「祖国復帰」「基地問題」など、分野別に整理されている。村史編さん作業中に東京の国立国会図書館へ出向き、入手した新聞なども含まれている。

 国頭村を知る冊子として、村史と共に各学校や集落で活用してほしいとの思いから今回の贈呈となった。

 宮城村長は「多くの村民に見てもらい、琉球新報を通して国頭村のことをもっと知ってもらいたい。貴重な資料ありがとうございました」とお礼の言葉を述べた。

 資料は、国頭村民ふれあいセンター図書室で保管している。(新城高仁通信員)