新型コロナ感染拡大に伴う経済対策費に10億円 臨時議会に提案へ 沖縄・那覇市


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 那覇市は新型コロナウイルス感染拡大に伴う経済対策として、10億6365万円余の2020年度一般会計補正予算案をまとめた。15日に開会予定の市議会臨時議会に提案する。経営悪化する事業所に給付金を出す「頑張る事業者応援事業」に4億324万円余を計上したほか、予備費に4億円を措置しておいて不測の事態にも迅速に対応する。

 頑張る事業者応援事業は、県や国の金融支援を利用している中小企業・小規模事業所を対象とする予定。給付額は県や国の融資額の1%、最大10万~20万円を予定している。使途は限定せず、家賃や光熱費などにも充てられる。

 そのほか、市内の宿泊施設や飲食店での消費を促進するクーポン事業に2億2190万円、各支援制度の相談窓口を設置する事業として420万円余などを予算化する。

 市は市内事業所に経営の影響に関するアンケートを実施しており、調査結果を踏まえてさらなる対策を検討する。