手作りマスク「ゆいまーる」 読谷村「余ったら寄贈を」


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手作りマスクプロジェクト発足の記者会見で、マスクの作り方を披露する石嶺伝実村長=8日、読谷村役場

 【読谷】新型コロナウイルスの感染拡大を受け、沖縄県読谷村は8日、「読谷村想い合い手作りマスク1000人プロジェクト」を立ち上げた。村民に手作りマスクの製作と着用、余剰分は村への寄贈を呼び掛けることが目的。寄贈分は村内の福祉施設や高齢者施設などに配布する。同日、村役場で記者会見が開かれ、石嶺伝実村長が「思いやりを持つ村民の力を生かした取り組みだ」と協力を呼び掛けた。

 村によると、全県でマスクが不足している中、3月31日に村座喜味の中村喜美枝さん、さなえさん親子から300枚の手作りマスクの寄贈があったという。その支援の輪を広げようと、今回のプロジェクトが企画された。

 家庭にある布を使用し、洗濯で繰り返し着用できる布マスクの制作を推奨している。余剰分は村役場の企画政策課で受け付け、福祉施設や高齢者施設のほか、相談を受けた団体などに配布を予定している。

 石嶺村長は「暗くなることなく、未曾有の困難と対峙(たいじ)したい」と語った。