米軍普天間飛行場の所属機事故は年3回ペース CH53Eヘリ最多


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 米軍普天間飛行場の所属機は各地で事故を繰り返してきた。宜野湾市によると、同飛行場所属機による墜落事故や予防着陸は、沖縄が日本に復帰した1972年から2019年1月までに149回に上る。1年に約3回のペースだ。事故の現場は飛行場周辺だけでなく、本島北部や海上、県外など広範囲に及んでいる。

 機種別では老朽化が指摘されている大型CH53Eヘリの事故が最も多い。04年の沖縄国際大への墜落や17年の普天間第二小学校への窓落下など重大事故の後も運用が続けられている。今年2月25日には読谷村から約1・3キロの海上に鉄製の訓練用標的を落とした。県民の多くの反対を押し切って配備された垂直離着陸輸送機MV22オスプレイは16年12月13日に名護市安部へ墜落、同じ日に普天間飛行場へ胴体着陸した。

 民間空港などへの緊急着陸も多い。