辺野古新基地の座り込み抗議を一時中止 オール沖縄会議、コロナ感染防止


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間隔を開け座り込みを続ける市民ら=15日午前、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前

 【名護】米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対する政党や市民団体でつくる「オール沖縄会議」が14日、同市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前の座り込みなどの抗議活動を15日から来月6日まで一時中止すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大防止が目的。

 ゲート前では15日午前9時ごろ、市民15人ほどが間隔を開けて座り込み「工事を直ちに中止しろ」と抗議を続けた。市民からは「警備する側も2メートルの間隔を開けるべきではないのか」と声が上がった。接触を避けるため機動隊による強制排除は行われず、同20分、資材を積んだ工事車両が基地内に入り始めた。

 オール沖縄会議によると、中止期間中は組織動員は行わないが、ゲート前や大浦湾、市安和の琉球セメント桟橋、本部町の本部港塩川地区では、数人態勢で工事車両台数や着工状況の確認など、監視行動を続けるとしている。【琉球新報電子版】

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