新型コロナ軽症者の療養に前向き 沖縄のホテル1900室


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 県ホテル協会(会長・平良朝敬かりゆし会長)は14日、新型コロナウイルス軽症患者の宿泊療養に関するアンケート結果を公表した。新型コロナウイルスの軽症患者の受け入れを「可能」または「検討できる」と答えた施設は11施設だった。部屋数にすると1900室となった。アンケートは同協会の会員155社のうち宿泊施設関係55社を対象に、30社から回答を得た。

 地域別に見ると、北部エリアは2施設で422室、那覇エリアは6施設で770室、南部エリアは2施設で595室、宮古エリアは1施設で93室だった。

 自由記載で「受け入れの条件が分かればできるだけ検討したい」「患者とスタッフとの接触は避けたい」などの意見があった。

 県は病床不足への対策として、軽症患者の宿泊施設での受け入れを検討している。アンケートでは食事の提供やスタッフの配置が可能かについても調査し、結果は14日に県に提出した。