米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に携わる業者の従業員1人が新型コロナウイルスに感染したことについて、沖縄防衛局は17日、18日以降も移設作業をしないと発表した。再開時期は明確にしていない。「状況の整理」として工事を止めたが、18日以降も米軍への説明や受注業者の意向確認などを行う。
防衛局によると、この従業員の感染発覚を受け同じ建物で事業に関わっている14人が自宅待機となった。うち1人は元々、別の陽性者の濃厚接触者として感染が疑われ出勤をやめていた。防衛局は米軍とのやりとりについては「答えを差し控える」とした。
一方、河野太郎防衛相は17日午前の記者会見で、工事を続ける方針に変更はないとの考えを示していた。感染拡大に伴う緊急事態宣言が16日に全国に発令されたが工事への影響は「特に聞いていない」と説明した。