沖縄、3日連続の感染ゼロ 県「県民頑張りの成果、油断は禁物」


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)

 沖縄県は3日、新型コロナウイルスの新たな感染者はゼロだったと発表した。検査件数は74件(うち沖縄科学技術大学院大学による検査が4件)だった。

 感染者がゼロになるのは3日連続。県内の感染者は4月に一時2桁に達するなど急増していた。

 4月27日から今月3日の1週間のうち5日間は新規感染者が確認されておらず、同期間の新規感染者の合計は5人だった。

 県内の累計感染者は143人のまま。うち1人は成田空港検疫での確認。県によると、3日現在で入院中の感染者は70人で、前日から5人減った。ホテル療養は前日の14人から6人減り、8人となった。これにより「療養中患者」の数は前日から11人少ない79人となった。入院患者のうち「重症者」も前日から5人減り、5人となった。県の糸数公保健衛生統括監は現状について「外出自粛が浸透し、人の動きが収まったことで新たな感染も収まってきた。県民の頑張りで成果が出てきている」と話した。一方、「現在の大型連休で多少なりとも県外から人も来ている。接触が増えれば再び感染が広がることも考えられる。引き続き油断せずに人との接触をできるだけ避けてほしい」とした。