【多良間】多良間保育所(青柳明彦所長)は4月16日、園庭でこいのぼりを掲揚した。保護者や保育士らが「滝登りをするコイのように力強く育つように」との願いを込めて島で一番高いポールにこいのぼりを揚げて健やかな成長を願った。
多良間保育所のこいのぼりは、職員らの手作り。毎年、この時期になると青い空をすいすい泳ぐ姿が島の風物詩になっている。
今年の掲揚式は新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため、家庭保育も多く、登園する園児が少ない。「自粛が続き、暗いニュースが多い中で一日でも早く明るい話題を村中に届けたい」との思いから保護者らの協力を得て時期を早めた。
式では園児や卒園した児童らが「こいのぼりの歌」を歌った。参加者らは拍手しながら空高く昇る大きなこいのぼりを笑顔で見上げた。青柳所長は「新型コロナウイルスで大変な時期だが、子どもたちが健康ですくすく育ってほしいと心から願う」と話した。