沖縄県、休業要請20日まで延長 学校再開は21日 連休中の来県推計8000人


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沖縄県庁=2020年5月5日

 政府が新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言を31日まで延長したことを受け、沖縄県の玉城デニー知事は5日夕、県独自の緊急事態宣言を31日まで延長する方針を発表した。県の同宣言に伴う事業者への休業要請については20日まで延長とし、21日から解除する。県立学校についても同様に21日から再開するとした。緊急事態宣言の期間中でも必要がなくなった際には途中で解除する。

 県内では5月に入って感染者が確認されていないが、5月の大型連休で県外から約8000人が沖縄に来県したとして、潜伏期間も踏まえて追加で2週間警戒を続ける必要があるとした。

 玉城知事は活動再開のロードマップも示した。現在の「活動自粛期」から次の「段階的な活動再開」、「活動再開」と段階を設け、社会経済活動を再開する具体的な道筋を示した。

 玉城知事は「今後、第2波、第3波も懸念されるため全く予断を許すことはできない。みんなで支え合い、助け合い、持続可能な感染拡大の防止と社会経済活動の維持の両立を目指していこう」と呼びかけた。【琉球新報電子版】