かぐわしいソースの香りにとろとろの卵が食欲をそそる。宮古島市平良の「たまご屋 おかん」は市内飲食店がオリジナルメニューの味を競う「宮古島うまむぬ杯」初代グランプリに輝いた「ふわとろ宮古オムそばめし」がテークアウトできる。兵庫県神戸市出身の神原知明さん(57)、紀美代さん(55)が3年前に開店した。新型コロナウイルスの感染が沖縄本島で本格化した4月5日から島でいち早くテークアウトのみにした。知明さんは「店で感染させてしまったら大変だと決断した」と話す。
そばめしは、焼きそばとご飯をソースで炒めた神戸のソウルフードだ。「おかん」では宮古そばでアレンジし、定番のソース味に加えて、ピリ辛や塩ガーリックなど4種類を用意した。キーマカレーや唐揚げもテークアウトできる。
紀美代さんは「自粛が続き、子どもたちやお母さんが心配だ。テークアウトできる店をうまく活用して楽しい時間を増やしてほしい」と願った。
所在地は宮古島市平良字東仲宗根121。テークアウト対応=午前11時半~午後3時半。電話注文は午前9時から受け付ける。不定休。(電話)0980(79)5637。