
12日早朝、梅雨前線の影響で大気の状態が非常に不安定となり、八重山地方を中心に猛烈な雨が降っている。午前7時までに石垣市登野城で1時間に125ミリの観測史上最大の雨量を観測した。
石垣島地方気象台は、石垣市と竹富町に大雨・洪水警報を出していたが、午前10時までにそれぞれ注意報に引き下げられた。
石垣島のほか、竹富島付近でも解析雨量で約120ミリの猛烈な雨が観測され、気象庁は「記録的短時間大雨情報」を発表している。
沖縄電力によると、石垣市内では12日午前8時までに1850世帯で停電が発生した。市内では午前8時半現在、複数の道路冠水があったが、人的被害は確認されていない。
沖縄本島地方でも所により非常に激しい雨が降る見込み。沖縄気象台は、発達した積乱雲の下での落雷や突風、急な強い雨に注意を呼び掛けている。【琉球新報電子版】