羽田ーみやこ下地島便、初就航へ スカイマークが10月にも


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みやこ下地島空港(資料写真)

 【東京】昨年3月に開港したみやこ下地島空港と羽田空港を結ぶ航空路線が初めて就航する見通しとなった。スカイマークが運航を担う。ダイヤは今後検討されるが、早ければ10月25日から始まる冬ダイヤで暫定的な運航が始まる。スカイマークは2015年3月末で先島路線から撤退しており、宮古島地方へ再就航することになる。

 羽田空港発着便を配分する地方空港を決める国土交通省の政策コンテストで、県や宮古島市、スカイマークなど4者が共同提案した企画が評価された。結果は14日にも公表される。

 コンテストは全国7空港が、羽田を発着する5往復の枠を競った。関係者によると国交省の有識者懇談会の評価で下地島空港は6番手だったが、5位と僅差だった。このため国交省は試行期間を設け実績を踏まえて配分先を最終判断する。評価対象の運航期間は21年3月末からの1年間だが、今年の冬ダイヤも暫定運航を認める見通し。だが、新型コロナウイルス感染症に伴う旅行需要が減少しており、就航計画に影響する可能性がある。」

(知念征尚)