騒音軽減向け目視調査継続 嘉手納飛行場隣接の3市町連絡協 文書で総会決議


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 【中部】沖縄市、嘉手納町、北谷町でつくる嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会(会長・當山宏嘉手納町長)は15日、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言を受け2020年度定期総会の実質的な開催を取りやめ、文書で本年度の活動方針などを決議した。外来機飛来など騒音が激化していることから、本年度も調査研究や飛行経路の目視調査を行い騒音軽減に向け取り組むことなどを確認した。

 基地機能強化につながる懸念事項にはパラシュート降下訓練や旧海軍駐機場の使用、第353特殊作戦群区域の開発計画などを挙げ、三連協として事態を注視しながら関係機関へ対応を求めていくとした。當山町長は、基地周辺で検出されている有機フッ素化合物(PFAS)についても早期の原因究明と対策が必要と指摘。基地から発生する諸問題の解決・改善に向け「三連協として一丸となって臨機応変に対応する」とした。