コロナ再陽性の患者は「再燃」と認定 沖縄県内感染ゼロ、18日連続に


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真

 沖縄県は18日、新型コロナウイルスの新たな感染者は確認されなかったと発表した。14件のPCR検査を実施した。退院後に再び陽性を確認した那覇市の60代女性について、県は「体内にウイルスが残っていて、それが検出された『再燃』と判断した」と述べた。女性は1日に退院後、16日に再び陽性が確認された。

 新型コロナに感染した場合、入院後にPCR検査で2回連続、陰性を確認すると退院できる。退院時の検査で体内に残るウイルスが見逃される可能性について、県の糸数公保健衛生統括監は「個人差もあるが、検査で検出可能な限界値があり、それ以下の量で体内にウイルスが残っている場合がある」とした。

 「再燃」の対策として、県は現時点で退院者に一律に再検査を実施する考えはない。退院者には退院後4週間は健康観察を継続するよう呼び掛けるとしている。新たに1人が退院し18日時点の入院者は12人。うち重症は4人。ホテル療養、自宅療養はゼロ。県は再陽性は体内に残ったウイルスが再検出された事例であるため、新規感染者にはカウントせず累計感染者は143人のまま。死亡は6人。