【東】新型コロナウイルス感染拡大防止のため、臨時休校が続いていた沖縄県東村は18日、村内3小中学校を再開した。本島内では最も早い。マスク姿の児童生徒が元気良く登校した。授業は換気に気を配り、席を離すなど通常とは違う環境で行われたが、子どもたちは積極的に授業に参加し、教室には活気があふれていた。
小中学校は4月20日に始業式、同21日に入学式を開いた。登校日を8日と15日の2度設けた。学校再開後、東小の1年生は初めて5校時まで過ごし、先生の声に耳を傾けた。
桐原潮さん(6)は「家にいるとずっと暇だった。みんなに会えて楽しかったし、ジャンケンもできて良かった」と笑顔だった。
村内小中学校の夏休みは10日間短縮し、7月18日までは土曜日の午前中も授業を実施する。知念博文校長(60)は「授業の遅れよりも、まずは心のケアが一番。ストレスを抱えている児童がいるかもしれない。細かな違いに気づくようにしたい」と力を込めた。