料理と酒の「家飲みせんべろセット」(税込み千円)を提供しているのは名護市営市場の「ぽんぽこ居酒屋ぽこぽん」。4月から丼ものなど約20種類のテークアウトを始めたのを機に酒類小売業免許を取得し、つまみ1品と酒1種類の「せんべろ」を導入した。
せんべろは本来、千円で酒2~3杯とつまみが楽しめる。オーナーの神谷康弘さん(48)は「持ち帰りはつまみが主役。75(なご)ビールや日本酒が選べるようにした」と語る。酒は1種類400円で追加できる。つまみは5種類。中でも餃子付の今帰仁産アグーを使った「アグーAロースカツ煮」は人気の一品だ。軟らかいカツにたっぷりと掛かった卵やニラ、キャベツなど材料はやんばる産にこだわった。
神谷さんの出身地、群馬県館林市産のしょうゆも餃子の皮に練り込むなど随所に使っている。「名護と館林のコラボです」と笑う。新型コロナウイルスの影響で経営は厳しいが「応援してくれるお客さんの温かさを実感している。頑張る原動力です」と力を込めた。
名護市城1の4の11市営市場2階。月・火定休。テークアウト受け付け午前11時~午後7時。(電話)070(5416)1129。