「家庭でも大輪の花を」 北中城村がひまわり種を無料配布


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ひまわりの種を配布するプロジェクトを立ち上げた地域おこし協力隊の(左から)吉田まり子さん、吉田孝さん、篠田宇希さん=19日、北中城村熱田

 【北中城】北中城村のひまわりを家庭で―。新型コロナウイルス感染症の拡大防止で、例年多くの来場者でにぎわう北中城村熱田の日本一早い「ひまわり祭り」が中止になったことを受け、同村はひまわりの種を無料で配るプロジェクトを始めた。今年咲いた花から採取したもので、担当者は「たくさんの太陽を浴びて育ったひまわりから取った種で、ぜひ自宅でも大輪の花を咲かせてください」と呼び掛けた。

 ひまわり祭りは毎年2月中旬~3月上旬に開催。オーナー制度で区画分けされた約2万2000平方メートルの土地に小輪から大輪まで豊富な種類の約20万本が咲き誇り、来場者を楽しませている。

 同村の地域おこし協力隊として活動する吉田まり子さん(34)、孝さん(34)、篠田宇希(ひろき)さん(32)が「家で過ごす時間が多くなった中、少しでも楽しめるように」とプロジェクトを企画した。採取した種は乾燥後、約30グラムごとに個装され50セットを用意している。6月中に種まきをすれば、早くて8月には開花を迎えるという。募集は6月5日まで。

 問い合わせは北中城村役場企画振興課(電話)098(935)2233(内線417)。