体内に残ったウイルスで「再陽性」 沖縄県内2人目 第三者への感染可能性は?


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 沖縄県は20日、新型コロナウイルスに感染して今月16日に退院した沖縄市の70代男性(団体役員)が再び陽性となり、20日に入院したと発表した。県内で一度退院した患者が再び陽性となったのは60代女性に続き2人目。県によると全国でも40人程度、再陽性の患者が確認された。

 県は男性の体内に残るウイルスが再び増えて症状が出た「再燃」とし、新規感染者にはカウントしていない。再陽性者が保有するウイルスが第三者に感染する可能性について、県は「感染後6日以降は感染力は弱まるといわれている。感染力は強いものではないと考えていい」と述べた。

 19日から20日にかけて実施した25人のPCR検査で新たな感染者は確認されず、20日連続で新規感染者ゼロとなった。

 再陽性となった男性は、4月の沖縄市軍用地等地主会の会議で感染した。4月10日に最初に症状が出て、同18日に陽性が判明し入院。5月16日にPCR検査で2回目の陰性となって退院したが、翌17日に37度台の発熱を確認した。18日も発熱が続き、せきも出たため医療機関を受診した。男性は16日の退院後外出はしていない。濃厚接触者は同居する妻で、保健所が健康観察している。