県高野連の岩﨑会長に聞く コロナ対策講じ「努力発揮の大会に」


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
「頑張ってきた成果を発揮できる大会にしたい」と語る県高野連の岩﨑勝久会長=23日、北中城村の北中城高校

 県高野連の岩﨑勝久会長の一問一答は次の通り。

―理事会での決定は。

 「夏の選手権の予選となる沖縄大会の代替大会を実施することを決めた。開幕は7月4日からトーナメント方式で決勝まで行う。沖縄セルラースタジアム那覇やコザしんきんスタジアム、アグレスタジアム北谷の3球場を中心に行う。授業もあるので、土日の開催が基本だ」

 「決勝は夏休みに当たる8月上旬をイメージしている。だが球場がまだ確保できていない日もあるので、今後調整する。天候の問題もあり決勝の日は未定だ」

―どのような話し合いが行われたのか。

 「特に3年生は高校最後の大会になる。今までの成果を発揮できるような大会を開きたいという意見が理事や現場の指導者から出た。独自の大会を開いてほしいという意見もあった。新型コロナウイルスの状況に配慮しながら対応していく」

―春季大会は無観客で実施した。7月の大会の対応は。

 「本当は観客を入れて野球をさせてあげたいが、県内のコロナの感染状況など総合的に判断して決めたい。新たな感染者が出た場合は無観客や打ち切りなどの可能性もある。春季大会での感染防止対策のノウハウもあるので、そこに準じた形で準備することになるだろう」

―九州各県の高野連も代替大会を協議している。ブロック大会の可能性は。
 「ブロック大会については県高野連ではまだ協議できていない。そういう要望があることは聞いている」

―球児へメッセージを。

 「甲子園はなくなってしまったが、独自の県大会がある。これまでの努力を十分に発揮し、学校生活や進路に反映できるよう頑張ってほしい」